豊田市にある西山公園は、バラの花が咲く時期には毎年必ず来ていますが、このバラ園の東側の奥に梅園があります。
西山公園の場所は、愛環梅坪駅の西の高原町3丁目の信号交差点の東南角にあり、上の写真の案内図の正門から入って駐車場に入れます。なお、この案内図の方角は左が北で、高原町3丁目の交差点を南に向って、すぐ左折で入るかたちになります。
訪問したのは2015年の3月18日で、ほぼ見頃の時期です。
枝振りの良い上の写真の紅梅は満開です。
上のアップの写真を見ても、開いたばかりの綺麗な梅が撮れています。
この梅園では、最近トレンドの品種「想いのまま」が、上の写真のように良い状態で咲いていました。
この「想いのまま」は、一本の木で白い花と紅い花が自在に混じることが特徴で、他の梅園でも時々見かけますが、紅い花が少なく白い花ばかりの木が多く、上の写真の木はこれでも紅い花が多くて良いほうでしょう。
上の写真の「想いのまま」は、一本の枝に紅い花と白い花が咲いています。
上の左の写真は一部の枝が紅い花で、上の右の写真は一つの花の花びらの一部が紅くなっています。このように枝ごとに、花ごとに、花びらごとに、様々な形で紅白の色が混じることが「想いのまま」の名前の由来です。
紅い花が少ない枝でも、上の写真のような感じです。
アップで見ると上の写真のように、蕾はピンクで開き始めは外側の花びらに薄いピンクが残り、開けば内側は白くなっており、紅い花は内側の花びらも色が残ったままかもしれません。このあたりは何度か訪れ経過観察すれば解りそうです。
蕾がピンクで開いた花は白ということは、桜のソメイヨシノもそうですから、不自然なことではなさそうで、上の写真は見ていると八重桜かなと勘ちがいしそうな気分です。
あえて紅白に色が分かれてなくても、上の写真のような梅の花がベストとも思います。
西山公園は、そんなに遠くはないので梅のシーズンに2回は行って、「想いのまま」の経過観察はしたいところです。
他の梅の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「梅の名所リスト」から名所を選んで、梅の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから梅を選んで、また梅など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。