新城市といっても川売は、どちらかと言えば設楽に近い山の中で、こんな山の中に上の写真のような華やかな梅の名所があるとは思いもしないことです。しかし、着いてすぐに眺めた景色は、折りしも天気も晴天で、白梅の花がまぶしくキラキラ輝く別世界でした。
訪問したのは2015年の3月23日で、まだ当時は新東名高速道路の愛知区間の開通の前年で、足助から向って途中で最光院梅園に寄り、設楽の山中を抜けての遠い道のりでしたが、新東名開通後は新城インターチェンジで降りて随分近くて便が良くなっています。
現地に入って、案内誘導に従い路上に縦列駐車しており、平日ですが道路上は車でビッシリです。遅い時間に来ても遠くに止めて歩けそうですが、早く来れば近づけるということで、ある意味では路上駐車は解りやすいでしょう。なお、上の写真は道路上の車を駐車した位置で撮影しています。
上の写真の左側の店のあたりが絶景への入口で、その奥に見所が広がっています。
日陰をバックにした白梅は特にまぶしく輝いています。
道沿いに歩いて眺める白梅も、元気一杯と勢いを感じます。
中には、しだれ紅梅もあり、アクセントとなっています。
まるで造った箱庭のようです。
段々畑の傾斜地で背景が森や山の影、こうした構図が白梅を引き立たせています。
アップで撮っても、花びらに透過する光が輝いています。
もちろん青空も似合います。
アップで撮ってみても、まだ咲いたばかりの綺麗な花が並んでいます。
晴天で逆光気味なので、ラインライトまたはエッジライトといわれる現象で、輪郭と蕊(しべ)の部分が光っています。
青い空と濃い緑の山を背景に、白い梅という被写体は最高の構図でしょう。
広い山一帯に梅の木が植えられていること、つまり一朝一夕には作れない景色の美しさが川売の梅の魅力です。新東名の開通で便利になったので、また再訪したい所です。
他の梅の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「梅の名所リスト」から名所を選んで、梅の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから梅を選んで、また梅など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。