しだれ梅の名所として東海地方で知名度が高い名古屋市農業センターでは、春の梅の花が咲くシーズンにしだれ梅まつりが開催されます。
名古屋市農業センターへのアクセスは、平針の交差点から県道56号線の名古屋岡崎線を東郷方面に向って、2つ目の信号の農業センター北を右折し突き当たりが農業センターの正門です。
周辺は市街地なので問題は駐車場で、上の写真の案内図のとおり、正門横に農業センターの駐車場(しだれ梅まつり期間中は有料)がありますが、平日でも混雑しそうな日中のお昼近い時間帯は避けたほうが良さそうです。
農業センターの中に入って、お祭りで賑わうロータリーを抜けると、右手にしだれ梅園がありますが、上の写真のようにここの梅はしだれ梅が専門で12品種あります。
訪問した日は2016年の3月10日で、例年ならまだ見頃ですが、この年は梅の咲くのが早く、ここも既に終盤という様相です。
上の写真の梅の品種は八重緑萼枝垂(やえりょくがくしだれ)で、八重咲きで枝や萼(がく)が緑色で、しだれ梅の中ではよく見かける品種です。
上の写真の梅の品種は呉服枝垂(くれはしだれ)で、ピンクでも乳白色が入ったイチゴミルクのような色合で、こちらも比較的よく見かけます。
上の写真の梅の品種は満月枝垂(まんげつしだれ)で、白色の一重咲きの花で、上からの透過光でがくがオレンジ色に透けて見えるところが気に入っています。
上の写真の梅の品種は緋の司枝垂(ひのつかさしだれ)で、比較的濃い紅色の花をしています。
これくらい離れて撮ると、しだれ梅とは判っても品種の区別はつきません。
上の写真の梅は、まだ花が残っているほうですが、しだれ梅は、やはり藤のように下に垂れて咲いている姿が美しいと感じます。
上の写真の所は、随分散った花びらが多く路面を染めています。
ここはどっちを向いてもしだれ梅が多い所です。
しだれ梅も早咲きと遅咲きの品種があって、ここにある全12品種のうち綺麗に咲いた花を見ていない品種があり、その写真を撮るために、いつか再訪したいと思っています。むしろ近いと後回しにはなりそうです。
他の梅の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「梅の名所リスト」から名所を選んで、梅の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから梅を選んで、また梅など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。