龍尾神社には、2016年の3月8日に訪問しましたが、この年はどこも梅の咲くのが早く、ここも上の写真のように遠見では咲き揃っているように見えても、近づいてみると散った花びらが多く終盤に差し掛かっています。
龍尾神社へのアクセスは、国道1号線掛川バイパスの西郷IC南から県道39号線を南の掛川城方面に向って、2つ目の信号の一つ手前の信号の無い交差点を左折し東に入ると、上の左の写真の龍尾神社の正面の駐車場に来れます。
この駐車場からまっすぐ東側に歩くと龍尾神社に行けますが、梅園は上の左の写真の左端の細い道を歩いて、上の右の写真の紅白の垂れ幕の中になります。
駐車場は無料でしたが、梅園は入園料が600円かかっています。
梅園に入りしばらく歩くと、小さい山に登る坂道となり、登った先に上の写真のような梅が咲く庭園が広がっています。
少し小高い所なので気分も良く、上の写真のように腰掛けてゆっくりと梅の花を見て休むこともできます。
庭園を周ると、上の写真のような梅の花が咲き誇る風景も見られ、当日は天気が良かったので陽射しを浴びてキラキラ輝く梅の花が綺麗でした。
植えてある梅の本数が多く、違う角度からみて少し柔らかい質感の異なる写真が撮れました。前の煌びやかな写真と暖かみのあるこの写真と、どちらが好みなのか自分でも解りません。
風景は良い写真がたくさん撮れたのに、アップではせいぜい上の写真ぐらいで、あまり状態の良い被写体が少なくて良い写真が撮れていません。
上の写真も一部そうですが、花びらが欠けていたり、蕊(しべ)の部分が変色していたり、むしろ花開いてしばらくすれば虫が来たり散るのは当然のことでしょう。やはり綺麗な被写体を撮るためには開いてすぐ、つまり見頃になる直前で、全体が満開になった頃にはもう遅いのかもしれません。
山の上の一番高いところにある梅が上の写真で、この辺は陽当たり良好なためか、白梅も紅梅も散った花びらのほうが多いという感じです。それでも風景写真は絵になっており、結局この日は梅が咲く景色を撮るためにはちょうど良く、梅をアップで撮るためには少し遅かったということのようです。
掛川は少し遠いので、今度いつ来れるのか他の行きたい梅の名所もあるので目途が立ちませんが、まだ龍尾神社に行ったことがない方にはお勧めできる梅園です。
他の梅の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「梅の名所リスト」から名所を選んで、梅の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから梅を選んで、また梅など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。