大垣市の北部にある曽根城公園は、神戸町のばら公園いこいの広場から約1.2kmと近いのですが、この辺りのバラは咲くのが遅れなければ花ショウブが咲く頃には散っています。
曽根城公園へは、国道21号線から岐阜県道212号線に入って北上し、曽根町2の信号交差点を右折して東に道なりに進めばすぐに駐車場に着きます。
この曽根城公園は、きれいな水にしか棲めないハリヨという希少な魚が生息する池があることでも知られており、上の写真のようなハリヨについての説明の看板が立てられています。
上の写真はハリヨの棲む小さな池とハリヨのつがいです。
公園内の池の周りにも、上の写真のように花ショウブが植えられていますが、下の写真のように公園の西側の田の一面を使って花ショウブ園が造られています。
花ショウの開花期には必ずしも水に浸かっている必要がないのですが、ここは水が引いてあることで風情を出しています。
ここは品種毎にはっきりと分かれていないところもありますが、わりと大き目の名札が立ててあるので助かります。
上の写真の花の品種は藤代で、明るい紫系の水色の花が目を引きます。
上の写真の花の品種は津の花で、薄い紫がかったピンクの透明感のある花は、上品な感じで魅力的です。
花ショウブとキショウブの種間交配種は流行となっており、上の写真の品種の花月夜は所々で見かけるようになってきています。
水辺に咲く花ショウブは絵になりますが、上の写真の花の品種の泉川は、明るいブルーの色合いの花が特に水辺で似合いそうです。
2015年6月15日と2016年6月14日と2年続けて6月中旬に訪問しましたが、いずれも見頃ではあるもののピークではない感じです。早咲きと遅咲きの品種があるものの、2015年は総じて蕾も多かったのでむしろ早いくらいと思っていました。
2016年は花月夜がを見たくて出かけたのに、早咲きの花月夜を遅咲きと勘違いしていたため花数が少なくて少し残念なところです。
他の花ショウブの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「花ショウブの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また花ショウブの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、花ショウブなど春に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。