亀山城の堀跡を利用して整備された亀山公園花菖蒲園では、亀山市の花である花ショウブが咲く季節に花しょうぶまつりが開かれ賑わいます。
亀山は広く関西方面への出入り口として頻繁に通るため、亀山公園には行き帰りの寄り道で訪問できると都合が良いのですが、名古屋方面から直行するのであれば、東名阪の鈴鹿ICで降りて国道306号線、国道1号線を通るルートがこの間約11kmと距離的に近く、亀山ICで降りるのと比べて時間も5分ぐらい遅れる程度です。
亀山公園は、上の写真の案内図の右下の亀山城跡に連なる一帯の丘陵地ですが、亀山市役所が隣接する市街地でもあり、南の花菖蒲園の横やテニスコート横の駐車場が満車であれば、北西の図書館の入口から入った広い北側の駐車場が利用できます。
北側の駐車場は観光バスも入ってましたが、ここから花菖蒲園へは上の左の写真の見晴らしの良い丘陵を歩き、右の写真の堀池が見えたら斜面を降りると着きます。
訪問日が2015年6月4日と見頃になってすぐと良かったので、上の写真のように花が密集して咲いている品種が多くて見応えがあります。
上の写真の花ショウブの品種は惜春で、白と薄いピンクの色合いが魅力的です。
この花菖蒲園には薄いピンクの花ショウブが多く、上の写真の品種は確認できていませんが、花は透明感があり輝いています。
上の写真の花ショウブの品種は五月晴で、風に舞うような姿の明るい花で、他の菖蒲園でもよく見かけます。
上の写真の花ショウブの品種は確認できていませんが、五月晴に似た平咲きの花に躍動感があります。
ここには上の写真のように、端正な姿の明るい色の花が数多くあります。
この花菖蒲園は堀跡なので両側が斜面となっており、上の写真のような人工的な建造物の写り込みがない時代劇でも撮影できるような背景があって、遠景写真が撮りやすいのが利点です。
花ショウブの周囲にアジサイが植栽されている所は他にもありますが、ここもアジサイがちょうど見頃となっています。この周囲のアジサイの色は酸性の土壌で青色の花が比較的多いと思っていましたが、ここでは青と赤のアジサイがバランスよく共存しています。
他の花ショウブの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「花ショウブの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また花ショウブの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、花ショウブなど春に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。