豊橋賀茂しょうぶ園は豊橋市が設けた古くからある施設ですが、ローカル色が強かったのかこれまで知りませんでした。今回訪問して、花しょうぶまつりが開催されていて平日なのに出店もあって賑わっていて雰囲気は上々でした。
賀茂しょうぶ園は豊橋の北部にあるので、むしろ豊川の市街地に近く、名古屋方面からは東名の豊川ICで豊川・豊橋方面に降りて、最初の信号を馬上方面に左折して県道31号線に入り、次に馬神の信号を左折して県道499号線を進み、賀茂橋を渡ると豊橋市の賀茂地区に入っていきます。
しばらくすると左手に賀茂しょうぶ園があり、その横に出ますが、おそらく花しょうぶまつり中は案内看板があり、それに従い少し手前から左に入ると駐車場があります。
上の写真の看板によると、中央の太鼓橋の西はAゾーン、東は主にBゾーン(一部北端はAゾーン)とA、B2つのゾーンに分け毎年交互に株分けを行っているとのことです。よって、花は大きいが少ない1年生の株と、花は小さいが多い2年生の株と、年によってAが1年生ならBが2年生、Aが2年生ならBが1年生と交互に入れ替わるようです。
上の写真は太鼓橋の上から西側のAゾーンを撮っており、堀側はなんとなく品種毎にまとめて植栽されているものの、大きな木のある右手の北側は混栽になっています。なお、堀の左側に駐車場があります。
上の写真は太鼓橋の東側のBゾーンの端の方から太鼓橋に向かって撮っています。この写真の手前の東端の方は品種別に植えられています。
東側のBゾーンの太鼓橋の近くは、上の写真のように混栽となっています。
太鼓橋の東側の北端のAゾーンは、品種毎に植えられていて名札も立てられています。
最近流行の花菖蒲とキショウブとの種間交配種は、上の写真の左は混栽で名前が確認できませんでしたが、真ん中が月夜野で右が新世の輝です。
上の写真の花ショウブの品種は、左が青岳城、右が朝日空でブルーの色の濃さは異なりますが、いずれも白い縞が入っています。
他にも名前は不明ですが、上の写真のようなブルー系の花ショウブが目立っています。混栽で名札がないと似た品種が多い色形の花は特定は困難でしょう。
全ての花が上の写真のように区分けして植えられ名札が立っていると助かりますが、混栽もにぎやかで良いものです。
この花菖蒲園の東方面は、上の写真のように静岡県境に向かっての山並が遠景になり撮りがいのある光景が得られます。
訪問日は2016年6月3日で、品種によっては咲いている花が少ないものもありますが、全体としては上の写真のように最も華やかな見頃でしょう。
他の花ショウブの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「花ショウブの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また花ショウブの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、花ショウブなど春に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。