関市にある岐阜県百年公園は、岐阜県が設置されて100年の記念として1975年に開園された敷地100haと大規模な都市公園で、園内各所に運道具、フィールドアスレチック、児童遊具などが数多く散在していますが、植物では花菖蒲の名所として広く知られています。
百年公園の周囲の関市南西部の道路は、公園の西部を国道156号線、北部を国道248号線、南部を国道248号線バイパスが走っており、公園の入口は北入口と南入口があり、それぞれ広い駐車場があります。なお、かつては有料だった駐車場が平成27年度以降は無料になっています。
百年公園内は広いので園内の行く場所によって入口を選ぶことになりますが、花菖蒲園へは南入口が近く、国道248号線バイパスから南入口に入るのが良いでしょう。そして上の写真の園路から坂道なのでゆっくり歩いて15分ほどで着きます。
舗装された園路を歩いてきて途中から案内板に従い脇道に下りてしばらく進むと、上の写真のようにアジサイの花々の向こうに花菖蒲園が見えてきます。
この公園に最初に訪問したのが2014年6月27日で、時期として少し遅いので最も花数が多そうな場所を中心に撮っても上の写真の程度と寂しい感じです。
2015年6月23日に訪問したときも、上の写真のように花は少なく特に手前の西側の方は、ほとんど咲いていないという感じです。
2016年は6月17日と最も良い時期ではと思って訪問しましたが、これまでどおり上の写真のようにほとんど咲いてない品種の方が多いという状況です。
花のアップの写真は、上の写真のように何とか探して一輪づつ撮っています。
この花菖蒲園は造りは良いので、今年こそは咲き誇る様子を見たいと思い3年続けて訪問しましたが、いずれも見頃とは程遠い寂しい開花状況で残念でした。
またここはバスツアーの目的地の一つになっており、ガイドさんが旗を持ってお客さんを連れて歩く姿を何度か見かけています。そしていつか園路の帰り道で、これから向かう一行のガイドさんに小声で咲いていると尋ねられ、あまりと答えたところ、やはりねとうなずかれたので、良くない年が続いているのかもしれません。
他の花ショウブの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「花ショウブの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また花ショウブの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、花ショウブなど春に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。