信州伊那エリアの中でも山深い大鹿村にある大西公園は、1961年の集中豪雨により山崩れが起きた大西山の裾野に造られた公園で、1967年から植え始めた桜が50年経って130種、3000本になっており、この咲き誇る桜と南アルプスの赤石岳が見渡せる眺めは唯一無二の景観です。
大鹿村へのアクセスは、大鹿村観光協会のホームページで案内されているルートでは、中央道の松川ICで降りて、まっすぐ長野県道59号線を道なりに進み、途中で長野県道22号線に合流するときも、そのまま直進で22号線に入って、およそ20kmで30分の道程となっています。
大鹿村に入ってから大西公園へは、国道152号線に右折して入り大鹿村役場の前を通って、およそ2.5kmで5分と近く、大西公園に右折する所に標識と上の左の写真のような桜まつりの旗があり、桜の咲く大西公園も眺めて確認できるので迷うことはないでしょう。
そして公園に上がれば、上の右の写真のような広い駐車場があります。なお帰り道は、国道152号線を南下しても道は細くなり、地蔵峠から先の国道が通行不能で代替の蛇洞林道は酷道のため、来た道を北に戻るしかなく、飯田・松川方面へは県道22号線または県道53号線に進んで戻れます。
上の写真は、見晴らしの良い所から撮ったもので、駐車場から大西公園へ入る所です。
上の写真は南アルプスを望む方面で、前の写真と合わせて大西公園のほぼ全景です。
上の写真では、満開の桜と南アルプスを少し大きく撮っています。
上の写真のように白い残雪はピンクの桜も似合いますが、すでに花は終盤で散りかけています。
上の写真の桜の品種は主にソメイヨシノで、大木の枝の重なりに配慮して、かなりの本数の桜が植えられています。
アップで撮った上の写真を見ると、ほぼ花は開いて黄色の花粉が見えているので、ソメイヨシノは満開になったところでしょう。
この大西公園は植えてある桜の種類が多く、公園の奥の方の上の写真の辺りは、色とりどりの桜の花が咲いていて華やかです。
上の写真の桜の少し暖かみのある暖色系のピンクの色は珍しいでしょう。
品種は確認できていませんが、上の写真の2種類の桜は、この大西公園だけでなく至る所で見てきた桜の中でも比較的感じの良い品種です。
この色々な桜の品種が植栽されているエリアも、上の写真のように広いので、しっかり品種を確認してゆっくり撮りたい所です。
公園内のメインストリートは、平日なので上の写真のように祭事用テントが伏せてありましたが、売店があるので花見の客もゆっくりと楽しめそうです。ただし、この日は光前寺、千人塚公園と周ってきて午後2時近くに着いており、しだいに肌寒くなって上の写真を撮った時は人も少なくなっています。
むしろ人が少ないことは歓迎ですが、ハードスケジュールで帰り道も遠いので止むを得ず切り上げており、桜の品種を確かめながら撮れていないので近いうちに再訪したい所です。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。