光前寺には、かつて紅葉を見に来たことがありますが、今回初めて来た春のシーズンも、上の写真のようなしだれ桜と水仙を目当てに大勢の人で賑わっていました。
光前寺へは、中央道の駒ヶ根ICで降りインター入口を右折して、長野県道75号線をしばらく行くと光前寺へ曲がる所に標識があり、この標識どおりに斜め左に入れば、上の写真の光前寺の仁王門の前に着くので分かり易く、また駐車場も周りにあります。
訪問日は2016年4月14日で、この日は飯島町の千人塚公園に一旦寄ったのですが、朝は霧が深いのでパスして光前寺に来て、また千人塚公園に戻っています。
この光前寺の庭園は、お寺の前庭でしだれ桜は上の写真の門の周辺に数多く咲いています。
仁王門から参道に少し入って、上の写真の左手の庭が最も桜が賑やかな所ですが、帰りによることとして先に本堂に向います。
参道を進むと、上の写真の鐘堂のあたりにも、しだれ桜が咲いています。
上の写真も鐘堂の近くで、この辺りまでが桜が見られる所で、この先の本堂はお参りだけして戻っています。
この大講堂の庭に入るところに、上の写真のような見事なしだれ桜があります。
このしだれ桜の木は大木でも、花は上の写真のように小ぶりの可愛い花で、しかも風が吹くと揺れている風情は不思議な感じがします。
上の写真のようにアップで撮ってみると、この参道脇のしだれ桜は、いろいろ見てきたしだれ桜の中でも、とりわけピンクの色合いや濃淡が美しく可愛らしい花です。
上の写真の方が、開き始めの花のピンクの濃淡がよく判るかもしれなせん。
大講堂の庭には、上の写真のようにソメイヨシノもわずかですが咲いています。
この庭の少し降りた所には、地面に届くかと気にかかる枝振りの立派なしだれ桜があります。
一本一本の木だけを見ていると分からないのですが、上の写真を見ると同じピンク色の桜でも、枝垂れているかどうか、ピンク色の濃淡の違いで、随分いろいろな品種があることが判ります。
梅はしだれ梅が人気がありますが、必ずしも桜はしだれ桜だから見に行きたいと思う人は少ないかもしれません。それでも光前寺のしだれ桜は見応えのある木が多く、上の写真の庭も春らしい華やかさがあって、後から想い出したい景色です。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。