千人塚公園は、戦国時代の北山城の堀を利用して造られた城ヶ池を中心とした公園で、釣りやキャンプなどが楽しめる施設があり、桜もソメイヨシノやコヒガンザクラなど数多く植栽されています。この桜が咲くと上の写真のように、中央アルプスの山々を遠景に桜が咲く雄大な花景色が見られます。
千人塚公園へは、中央自動車道の松川ICで降りた交差点を左折して長野県道15号線に入り、道の駅花の里いいじまを過ぎたら2つ目の七久保駅入口の信号を左折して、長野県道220号線に入れば上の写真の千人塚公園の入口に着きます。ただし県道220号線に入ってすぐは道も細いし、つき当たりや多分岐があって迷うので事前に地図を調べておいた方が良いでしょう。
訪問日は2016年4月14日で、朝10時前に着いたのですが、山中なので上の写真のように深い霧が降りていて、先に駒ヶ根の光前寺に回って、午後から戻ってきています。
千人塚公園の駐車場は、上の写真の案内図の海洋センター周辺に、広い無料駐車場があり、桜の木は城ヶ池の周辺、特に東側に多くあります。
城ヶ池のほとりのアルプスの山々の案内板がある上の写真の所はビュースポットでしょうが、見るのはともかく写真を撮ると、城ヶ池は大きいので向こう岸の桜が遠くて小さく写ります。それでも池に桜が逆さにま映っている様子は、桜の季節の美景でしょう
上の写真の城ヶ池の東側が桜の木が多く、ほぼ見頃となっています。
少し近づいて見ると、上の写真の手前の桜の木は少しピンクの色が濃い品種のようです。
上の写真のようにアップで見ると、コヒガンザクラのように見えます。
この薄いピンクの色の桜も、青空が似合います。
少し角度を変えてみると、上の写真のように白と薄いピンクの色の違いが良く分かります。
白い花の桜をアップで撮ると、上の写真のように開いたばかりのソメイヨシノです。
日当たりが悪いのか上の写真のように蕾が多い枝もあります。
上の写真のように中には既に葉が開きかけているものもありますが、全体としては平野部より気温の低い山中なので、4月中旬に満開となっているようです。
この千人塚公園に車で入ってきた西の方向を見ても、上の写真のように桜の木が並んでいます。
城ヶ池は少し広いので、中央アルプスの山々を背景に桜をどのように撮ったら良いのか難しいところですが、ちょうど池のほとりに伸びてきている桜の枝があったので、上の写真のように撮ってみたところ少しは華やかな雰囲気が感じられる写真となりました。
最近は、山あいの桜の名所が好みになりましたが、花見の宴が目的の人混みがが少なくいことと、美しい自然を背景に限られた日数で桜が咲く景色が何よりも得がたいものに思えるからです。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。