奥深い山里の川沿いにあるうぐい川公園の桜並木に春が来て、一斉に桜の花が咲き誇る様子は比類の無い光景です。昔から山に咲くヤマザクラは咲く時期に幅がありますが、ここは主にソメイヨシノの桜並木で、一気に花が開くことで華やかな花景色が楽しめます。
うぐい川公園へは、名古屋方面からは東名阪自動車道の四日市ICで降りて、国道477号線・旧鈴鹿スカイラインを抜けていくのが近道ですが、鈴鹿スカイラインは冠雪で冬季閉鎖となるため、閉鎖の解除の予定の4月上旬に、現実に解除されているかどうかが問題で確認が必要です。
訪問日は2016年4月6日で、この年は閉鎖が解除されていて鈴鹿スカイラインで峠を越えて、野洲川ダムの先の分岐標識を見て、その土山・国道1号方面に右折し続けて左折して、県道9号線に入れば後は道なりに南下して、上の写真のうぐい川公園の入口に北から入れます。
うぐい川公園の上の写真の看板は、北から入るとうぐい川の橋を渡ってすぐの右手にあり、見落として通り過ぎてしまうおそれがあります。要は川が公園なので、橋を渡ったらすぐ右折して川沿いの道に入るか、上の写真の看板のすぐ向こうの空き地に右折して入れば駐車場に入ることができます。
上の写真は川沿いの駐車場の方から見たうぐい川で、北から来れば右折してこの道を手前に入ってくることになります。また、鈴鹿スカイラインが閉鎖中で新名神高速道路の甲賀土山ICを降りたときなど南から入れば、うぐい川のすぐ手前で左折して駐車場に入ることになります。
上の写真は、駐車場の裏手のうぐい川の下流方面で、午前中はむしろ下流を向いて撮ると西向きになるので色合いの綺麗な写真が撮れます。
うぐい川公園の魅力を表わす最も代表的な構図は上の写真で、人が来ないうちにと10時前に撮っていますが、上流にカメラを向けると東向きになり朝の早い時間帯では逆光の影響が大きく、桜も空も山ももっと鮮やかに撮りたくても無理があります。
少し角度を変えてみても、上の写真のようにそんなに鮮明さは変わりません。
上の写真の角度では、桜や土手の草の色がわずかに鮮やかと、少しはましになっています。
反対の下流の方向を向いて撮れば、上の写真のように、より空は青く桜は白く緑が鮮やかに色が付いています。
ソメイヨシノは、上の写真のように蕾も少し残っています。
上の写真のソメイヨシノも少し開きかけた薄いピンクの花も残っていますが、ほぼ満開となったところという感じです。
アップで花を撮ると、どうやって撮っても綺麗に撮れそうです。
少し葉芽が開きかけている枝もありますが、全体としてはこれから2~3日が絶頂期でしょう。
上の写真は、少し日も上がった11時ぐらいに少し引きつけて風景を撮っているので、少し鮮やかになってきています。
上流の方は、上の写真のように品種は判りませんがソメイヨシノ以外の桜も咲いています。なお、上の写真も少し色付きが良くなっています。
下流を向いて撮った上の写真は、やはり空の色が青いなど鮮やかで、逆に上流を向いて撮る写真は午後から撮った方が良いのですが、桜の花見のシーズンは夜まで大勢の人が訪れるので、人が写り込まないように撮ることは困難でしょう。
うぐい川公園は近いうちに再訪したい所ですが、この桜のシーズンは短く何か所も周れないので、まだ訪問してない所を優先せざるを得ないでしょう。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。