国営木曽三川公園の一つである138タワーパークは、広く濃尾平野が見渡せる展望の良い138タワー周辺の公園で、季節の花はバラやコスモスが見られますが、実は桜のシーズンは平日でも広い駐車場が満車になることがある人気スポットです。
木曽川堤というと名鉄の木曽川堤駅の周辺の堤防を思い浮かべ、昔は堤防に咲く桜と橋を渡るパノラマカーを撮ることが季節のベストショットでしたが、やはり車を止めることが難しいのがネックでしょう。
138タワーパークは、愛知県道150号線沿いの一宮市の各務原市川島との境にあって、少し遠くからも138タワーが見えるので行きやすく、普段でも公園の駐車場に車を止めて公園内や周辺を歩かれる方も多く、車でのアクセスが便利なことがメリットとなっています。
上の写真のように、138タワーを背景に桜を写す構図は、ここだけの絵になります。
訪問日は2016年の4月4日で、天気は晴れたり曇ったりですが桜は満開で、午後3時からの時間帯なので遠くまでは歩けず、公園内のタワー周辺の上の写真のあたりまで見ています。
桜の品種は、名札で確認できたものが上の写真の白い花のソメイヨシノと、薄紅色の花のシダレザクラです。
桜の咲く季節は花曇りという言葉があるように、明るいけど曇りと言う感じの天気でしたが、上の写真のように青空になると桜が引き立ちます。
上の写真の咲いたばかりの桜は若々しさを感じます。
ソメイヨシノは、花びらの白さが魅力ですが、上の写真のように花の付け根の外側の萼(がく)の部分が花びらに透けて、紅色や黄緑色など色とりどりに見えることも華やぎとなっています。
名札にはシダレザクラとしか書かれていませんが、上のアップの写真の見た目では、シダレザクラの中でもヤエベニシダレという品種でしょう。
シダレザクラの何本も並んでいる上の写真を見ると、遠目では枝垂れていないようにも見えます。
シダレザクラは上の写真のように、枝が枝垂れるだけでなく、花が釣鐘のように下向きにぶら下がる品種も多く見られ、少し近づいてみるとシダレザクラとよく判ります。
この138タワーパークは、ソメイヨシノだけでなくシダレザクラも上の写真のように桜並木のように並んでいる所が特徴でしょう。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。