醍醐寺は、豊臣秀吉が晩年に盛大な醍醐の花見を催した所で、今も桜のシーズンには広く全国から大勢の人が訪れる最も知名度の高い桜の名所です。
醍醐寺へは、名古屋方面からは名神の京都東ICで降り道なりで国道1号線に入って、山科大塚の信号交差点を左折し県道35号線を南下して、醍醐新町の信号交差点を左折し醍醐道に入ると醍醐寺の駐車場や総門の前に着きます。
訪問日は2016年3月29日の平日ですが、既に桜は見頃で賑わっていて、上の右の写真の総門の少し南にある醍醐寺の駐車場は満車であり、道を戻って総門の北にある上の左の写真の臨時駐車場に入っています。
数年前に家族と来たときは休みの日で、地下鉄の醍醐駅の前のアルプラザの駐車場に止めて、歩いて醍醐寺を往復して、ついでに帰りにアルプラザで食事と買い物をしています。この醍醐駅から醍醐寺までの道は、花見の時期は列を成して人が行き来しており道に迷うことはないでしょう。
醍醐寺に入って、上の写真の三宝院の大紅しだれ桜が満開で見事な枝振りが目を引きます。
上の写真の大紅しだれ桜の枝垂れている枝に、風情がある日本の美を感じます。
枝垂れている枝の先の風になびく花は、上の写真のように美しいものです。
大紅しだれ桜の花は、上の写真のように高遠桜などコヒガンザクラと見た目は似ています。
上の大紅しだれ桜をアップで撮った写真を見ると、ソメイヨシノがまだ作出されていない時代でも、いくらでも綺麗な桜の花はあったと実感できます。
三宝院の奥の憲深林苑では、いろいろな種類の桜が見られ、上の写真のようにしだれ桜は見頃でも、河津桜は既に散った花が多いという様子です。
上の写真の仁王門を通って伽藍に入ります。
上の写真の金堂を、その横にあるしだれ桜の脇から撮っています。
ソメイヨシノは上の写真のように、まだ蕾も多く見頃になったばかりという感じです。
ソメイヨシノは、もちろん秀吉の醍醐の花見の時代にはないのですが、金堂近くと弁天道の池の近くに植えられています。
上の写真は五重塔で周りは広場になっており、桜の木が少しだけあります。
清瀧宮拝殿と周囲の桜から五重塔を眺める上の写真の構図は気に入っています。
伽藍の至る所で、上の写真のようなしだれ桜が見られますが、中には色合いや濃淡が少し異なる花もあり、異なる品種の桜もありそうです。
観音堂の近くにあった上の写真のしだれ桜は、花びらの色がよくある薄いピンク色でも、色の鮮やかさが目立ちます。
訪問した日は、桜が見頃なのは上の写真の観音堂あたりまでで、この奥の弁天堂の池の周りは、人が大勢の割りに咲いている桜は少なく良い写真が撮れていません。またいつか機会があれば、次はもう少し遅い時期に訪問したい所です。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。