岡崎市の北部の奥山田町にある奥山田のしだれ桜は、エドヒガンのシダレサクラで、上の写真のように見事な一本の古木です。
この桜は、上の看板のように岡崎市指定文化財に指定されており、この看板には3月下旬から4月上旬に花が咲くと書かれていますが、この年は訪問日の2016年3月25日に既に見頃に入ってきており、周辺のソメイヨシノよりは少し早く咲いています。
岡崎市の奥山田町へは、国道248号線の豊田市境(葵大橋)に近い仁木の信号を北東に入り、北斗台口の信号を入って川沿いに進めば案内表示もありますが、近づけば丘の上にあるので上の写真のように見えてきます。なお広い駐車場が近くにないので、路上駐車する場所を探すのは賑わっていて少し大変です。
エドヒガンのシダレサクラは、上の写真のように可愛い花ですが、しだれ桜の中では白く見えるほうです。
上の写真のように、蕾はピンクで葉芽は花より後から開くことがエドヒガンの特徴です。
まだ蕾も多いようですが、上の写真のように鮮やかさを抑えた白黒に近い色彩はクールです。
桜の種類を問わず青空は似合います。
上のほうの枝は枝が垂れているのではなく、上の写真のように花だけが釣鐘のようにぶら下がっている部分もあります。
日陰をバックに陽が当たる白い花が輝いています。
まだソメイヨシノの見頃前ということもあって、桜を待ち兼ねた大勢の人が列をなして丘に上がっており、思いのほか賑わっていました。ただし大木なので、花が散っている部分もまだ蕾の部分もあり、少し長い期間楽しめそうです。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。