掛川桜はお城のすぐ南を流れる逆川(さかがわ)の河岸に植栽されており、発見されたのが2003年で2012年に「カケガワザクラ」と命名された随分新しい品種であり、上の写真のように見た目は紅色が濃い桜で、この桜の花の特徴などは下の案内看板に記されています。
掛川城へのアクセスは、掛川ICからは県道38号線を北上し、JR東海道本線と新幹線をくぐれば後は500mほどと近く、大手門パーキングや掛川城の案内標識があります。
なお、上の地図は南が上の逆向きですが、[P]のマークが大手門パーキングで、この日は別方向から来て、このパーキングを利用しています。
訪問日は2016年の3月8日で、午前中に龍尾神社の梅を見て昼過ぎに着いていますが、この年は、梅が咲いている3月上旬と桜としては早い時期に、掛川桜は満開となっています。
上の写真は大手橋から撮っていますが、桜は主に奥姫橋の東から瓦橋の西の間の1km弱の逆川の両岸に咲いており、歩いて回るのにはちょうど良い距離です。
この川沿いは上の写真のように、桜を見ながら歩けるように歩道が整備されています。
この桜の花の実物を見るまでは川津桜の系統かと思っていましたが、カンヒザクラを片親とする自然交配種と推定されるとのことで、確かに釣り鐘状の花の形はカンヒザクラに似ており、奄美や沖縄に咲くカンヒザクラが親で、自然交配とは静岡県の中部は暖かいのでしょう。
アップで見ると、紅色が鮮やかなことに目を奪われます。
上の左の写真は掛川桜ですが、上の右の写真の大手橋の近くで見つけた少し咲き方が違う感じの花は川津桜の花に似ています。
桜並木としても、見頃で中々にぎやかな感じです。
川面に伸びる桜の枝の構図は、やはり良いものです。
掛川城は川沿いの至る所から角度を変えて撮影ができます。
お城はあまり近い所からではなく、少し離れて広く撮った方が特色が出ることが多く、上の写真のように太鼓櫓と天守閣を遠景に納めて掛川桜を撮った写真は、思い出に残る光景と合致しています。
他の桜の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「桜の名所リスト」から名所を選んで、桜の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから桜を選んで、また桜など春に咲く樹木の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。