遠州三山の一つである油山寺は、本尊が薬師如来で、特に眼の病の平癒にご利益がある寺として訪れる人が多いのですが、広い境内では秋の紅葉の時期に色づくモミジが楽しめます。
なお、遠州三山は法多山、可睡斎、油山寺のいずれも袋井市にある3つの寺院をさしており、法多山は桜まつり、可睡斎はボタン苑、油山寺は紅葉の名所として知られています。
訪問日の2016年12月2日は、遠州森町から周って来ましたが、名古屋方面から直行するのであれば、東名高速道路の袋井ICで降り左折して、袋井IC北の信号を右折して、可睡西の信号の次の道を左折して北上し、まず可睡西のすぐ近くまで進みます。
そして、可睡斎の手前の信号を右折し、しばらく道なりに進み突き当りを左折すれば、行き止まりが油山寺で右側に駐車場があります。なお可睡斎の近くから油山寺の案内標識も出ているので標識を頼りにしてください。
油山寺の境内は、上の写真の案内図のとおり広く、至る所で紅葉は見られるのでしょうが、2016年は紅葉が遅くまだ色付き始めたばかりで、山門と礼拝門の周りと山を登った三重塔の脇で少し見られる程度でした。
上の写真の油山寺の山門に登る階段の右手にある無料駐車場からは、参道の途中から入る道がありますが、この門前の紅葉を見るために、表から入った方が良いでしょう。
上の左の写真の中央をまっすぐ進めば、参道の途中から入れますが、この脇道も上の右の写真の池の周りで少し紅葉も見られるので帰りに通ると良いでしょう。
山門の両側に、上の写真のように色付いたモミジの木が数本見えます。
特に門前の右手のモミジは、まずまず見ごろという感じです。
山門から入って少し先から、この辺りの境内を眺めると、上の写真のように色づき始めてはいるものの、まだまだ青々としているという状況です。
上の写真の礼拝門の前のモミジは、この木が色づけば絵になるのですがまだ真っ青です。
礼拝門の先の境内に入っても、休憩所の脇から上の写真のモミジが見れるぐらいです。
礼拝門から反対に下を見下ろすと、紅葉している木も少しはあるようです。
次に薬師本堂と三重塔の方へ進んでも途中、上の写真のように色づいている木はほんの数本あるだけです。
三重塔のところまで登ると、ようやく上の写真のように見頃となったモミジに出会えました。
三重塔の脇にあるモミジは、上の写真のように虫食いや縮れのない折り紙で作ったような綺麗なモミジです。
上の写真のように、陽が当たっているので色々な彩が鮮やかです。
上の写真のモミジも、シャープで繊細な感じで生き生きしています。
下の写真は山の上の薬師本堂で、上から眺めても冒頭の写真のように三重塔とその脇のモミジが見えるぐらいです。
2016年の油山寺の紅葉は中々見頃とならなかったのですが、12月に入ったのでそろそろと思って、小國神社と大洞院を訪問した後で寄ってみました。
暖かい静岡県は紅葉が遅いとしても、小國神社と大洞院はすでに十分色付いており、油山寺だけが時期尚早という感じでしたが、この数日後に少し良くなったようで、来シーズン以降も他の紅葉の名所が終了した後に見られるのなら、それも良いかもという感じです。
他の紅葉の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「紅葉の名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また紅葉について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、紅葉の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。