永源寺は南北朝時代の1361年に創建された臨済宗の寺院であり、前は川で後ろは山という地形により、まさに山岳寺院の重々しさを感じますが、全国百有余の末寺を統轄する大本山なので参拝客も多く、特に紅葉のシーズンは賑わっています。
永源寺へは、名古屋方面からは国道421号線を使い一本道で迷いようもなく着きますが、道の駅奥永源寺渓流の里から永源寺ダム湖周辺は一部道が細くなるので最深の注意が必要なことと、紅葉シーズンには上の写真の橋を渡った先の永源寺の駐車場が利用できないので、国道沿いの空いている駐車場を探すことになりそうです。
この辺りは台地から山間部に入ったところで、上の写真のように間近で見ると思いのほか谷が深いことが解ります。
永源寺の総門から入って、山門の手前で振り返って上の写真を撮っていますが、すでに見事な彩の紅葉が見られます。
上の写真の山門の辺りは、色とりどりに紅葉する木々が揃っており境内でも紅葉の見所です。
山門をくぐって、振り返って上の写真の額縁構図で撮ってみました。
本堂は上の写真の見事な葦葺き屋根で、効用の景色によく似合います。
訪問日は2015年11月16日で少し早いかもと思っていましたが、上の写真の本堂から奥の辺りはほぼ見ごろという感じです。
少し先に進んで、上の写真は法堂から奥の方に向かって撮っています。
この辺りの色付きは、上の写真のようにオレンジ系の濃淡で暖かい感じがします。
モミジの葉をアップで撮った上の写真は、和紙に描いた絵のような雰囲気があります。
回廊の横に上の写真の真っ赤なモミジあって目を惹かれます。
上の写真は茶筅塚で、ここに茶道具の茶筅(ちゃせん)を供養する塚がある由縁は不明ですが、この永源寺近辺は古くから銘茶の産地として知られているようです。なお茶筅塚の先は、紅葉も寂しい感じでここから引き帰しています。
上の写真の紅葉を見ると、緑から黄緑、黄色、オレンジ、赤へと色が移っていく紅葉もあることが解ります。
訪問時間は午前中から正午にかけてで日が高い時間帯であまり陽射しの向きを気にしなくても良い時間帯ですが、どちらかというと奥に向かって撮るより、上の写真のように戻る方向の西向きに撮った方がこの時間帯では綺麗に撮れています。いつか再訪するのであれば、午後の時間帯の方が撮りやすいかもしれません。
他の紅葉の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「紅葉の名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また紅葉について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、紅葉の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。