かつて女人禁制であった高野山(明治39年に撤廃)に対して、女性が参拝できた室生寺は女人高野と呼ばれる大規模な山岳寺院で、国宝である五重塔、金堂、本堂を始め重要文化財の古いお堂と紅葉の景観は重さと深みが際立っています。
室生寺へは、名阪の上野ICで降りて国道368号線を名張に進み、桔梗が丘西の信号を左折、桔梗が丘駅前を右折して県道57号線に入り、そのまましばらく道なりに進み、黒田の信号を右折して国道165号線に入ると室生に向かいます。なお室生寺のサイトでは、名阪の針ICからのルートも示されており、その方が解り易いかもしれません。
道の駅宇陀路室生を過ぎて、しばらく進むと室生寺(やまなみロード)への道路標識があるので左折し、すぐ突き当りを左折してやまなみロードに入り、トンネルを抜け室生寺への看板に従い左折すると、門前町に入る手前に駐車場があります。
なお駐車場は有料ですが広い所が数か所あり、戻っても良いので慌てて止めないで空いている近い所を探せば良いのですが、料金は近いと高く遠いと安いということはありそうです。そして歩いて上の写真の太鼓橋を渡ると寺の境内で、この橋が寺院と門前町を繋いでいます。
太鼓橋を渡った正面の上の写真の本坊前の門は、参拝の入口ではないので右に進んで仁王門に向かいます。
このときの訪問日は2015年11月24日ですが、仁王門あたりは、まだ紅葉には早いような感じです。なお、この室生寺は真言宗室生寺派の大本山なので、仁王門の石柱には大本山と書かれています。
本堂の右手の東側は、上の写真のように比較的綺麗な紅葉が見られました。
この辺りでは、上の写真のようにまだ黄色に色づいてない木もあって、随分まだら模様な感じはします。
紅葉の葉は探せば、上の写真のようにアップで見られる葉もありますが、いずれも緑が残っている部分があり、時期が早いのか今年は色づきが悪いのかイマイチでしょう。
室生寺の五重塔は、一層一層の高さが低く、全体として小ぶりな可愛い感じですが、残念ながら周りの木々の紅葉は、上の写真のようにあまり色付いていません。
奥の院への参道も、上の写真のように少し寂しい感じで、まだ赤く染まっていないように見えます。
上の写真のようにまだ緑の葉もあれば、黄色や赤い葉もあり、中には縮れたり枯れたりしている葉も混在しており、色付きは木の種類や日当たりによって随分違うのかもしれません。
同じ枝でも上の写真のように、緑の葉もあれば枯れた葉もあり、いつが見頃なのかわかりませんが、2015年はどこも色づきが良くないようなので、この室生寺もいつか出来の良い年に再訪したいところです。
他の紅葉の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「紅葉の名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また紅葉について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、紅葉の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。