琵琶湖の東の湖東エリアにあって、湖東三山と呼ばれている西明寺、金剛輪寺、百済寺の三つの天台宗の寺院は、いずれも紅葉の名所として広く知られており、うち金剛輪寺は奈良時代に開山しています。
この金剛輪寺の紅葉は、本坊明寿院周りの見事な名勝庭園と、長い参道を登り息が切れた頃に見える上の写真の二天門と奥の三重塔や、国宝の本堂大悲閣の周りの紅葉など、正に荘厳な景観で圧倒されます。
金剛輪寺は湖東三山の西明寺と百済寺の間にあり、どちらかに立ち寄ってから来ることが多いのでしょうが、もし名古屋方面から直行するのであれば、名神高速道路の湖東三山スマートICで降り右折して、国道307号に入ってすぐの松尾寺の交差点を東に右折すると、上の写真の駐車場に着きます。
駐車場は周囲に数箇所ありますが、最も近い一番奥の駐車場に入れると少しだけ歩いて戻って、上の写真の黒門とも言う総門を入ると拝観受付があります。
総門から入って振り返って見たモミジや石碑を飾るモミジは、上の写真のように風情があります。
上の写真の参道のモミジも、色合いが良いでしょう。
色付いたモミジの葉に陽が当たれば、ここの紅葉の質が優れていることがよくわかります。
本坊の明寿院の脇にある上の写真のモミジは、いつも赤さが際立って美しいと感じます。
広くて立体感のある造りの名勝庭園は、上の写真のように庭の域を超えた圧倒的なスケールを感じます。
広角で見上げて撮影しても納まり切らない景観は、庭ということを忘れそうです。
名勝庭園の中の池の周りの紅葉は、上の写真のように綺麗に色付いていて、まるで高価な箱庭のようです。
紅葉の葉をアップで見ると、上の写真のように虫食いもない縮れてもいない綺麗な葉が多いのは、むしろ最近では珍しいことかもしれません。
名勝庭園から上の写真の仁王門までは、運動不足の体にはつらい登りの参道が続いていてギブアップしたくなり、初めて来る人からはまだ遠いのか?と聞かれたり、家族でもう止めて帰ろうと話し合う声が耳に入りますが、この厳しさがご利益につながると信じて歩くのは今も昔も同じでしょう。
上の写真の本堂の脇の紅葉の大木は、様々な色に彩られています。
本堂の脇から三重塔を望む上の写真の構図は、この向きでカメラを構える人が多く人気があるようです。
三重塔に向かう参道の周りは、上の写真のように色鮮やかな景色となっています。
紅葉の木々に覆われる上の写真の三重塔は、山奥の山寺らしい風情で、登ってきた甲斐があったと実感できるでしょう。
他の紅葉の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「紅葉の名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また紅葉について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、紅葉の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。