琵琶湖の東の湖東エリアにあって、湖東三山と呼ばれている西明寺、金剛輪寺、百済寺の三つの天台宗の寺院は、いずれも紅葉の名所として広く知られています。
うち百済寺は、百済寺のサイトの縁起によると、推古14年(606年)創建と湖東三山で最も古く、聖徳太子が当時倭国と親交が深かった百済から渡来した人々のために建立した寺で、庭園の紅葉や遠く百済の方面を望む天下遠望の名園の秋景色の眺めは比類ない絶景です。
湖東三山の一番南にある百済寺へは、2015年に訪問したときは先に永源寺を訪問してから回ったので、国道421号線の石榑トンネルを抜けて永源寺に入っています。その後百済寺へは、国道421号線の山上小学校前を右折して紅葉橋を渡ってすぐ左折して県道508号線に進み、加領川橋を右折し、後は道なりで上の写真の百済寺の表参道脇の駐車場に着いています。
なお、永源寺はパスするとしても、国道421号線での鈴鹿越えは八日市方面に距離が近いルートで、道の駅奥永源寺渓流の里から永源寺ダム湖周辺は一部道が細くなりますが通行量の多い街道です。
駐車場は表参道の入口の赤門より登ったところにあり、車を降りて脇から表参道に入ると、上の写真のように色づいたモミジの大木が山を覆う景色が見られます。
本堂へは石段が急な表参道とは別に、なだら坂の脇参道があり、上の写真のように庭園内では風情ある景観が楽しめます。
少し登ると上の写真のように、琵琶湖方面の展望が開けてきます。
この天下遠望の名園では、上の写真のように特に左手にあたる南側の山腹の紅葉の色づきが進んでいました。
この上の写真の眺めは、紅葉のシーズンでなくても十分目を奪われる景色です。
天下遠望の名園から北側を望むと、上の写真の庭園のバックの山が少し色づいています。
山の上の本堂の周辺や途中の参道は、まだ青々とした感じで、上の写真の辺りまで山から下りてきて色づきが良い木が何本か見られます。
本坊の庭園には、かなり広い池が造られており、上の写真のように池の周りを石を伝ったりして、ぐるりと回って見れるようになっています。
上の写真のように、大きな石が使われた庭園は凝っています。
庭園内には人が多いので上の写真は上を向いて撮っていますが、この周りの紅葉は色とりどりで見頃になっています。
他の紅葉の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「紅葉の名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
また紅葉について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、紅葉の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。