源氏の里ひまわり畑は、ひまわりの咲く時期としては随分遅い10月中旬に見頃となるので、涼しいコスモスの咲く時期に一緒に見られることが利点でしょう。
源氏の里へは、名古屋方面からは新東名の浜松浜北ICで降りて浜北大橋を渡って、県道61号線から川会の信号で左折して県道273号線に進み500m弱で、水路沿いの2車線道路に右折すれば上の写真のひまわり畑の前に着きます。なお駐車場はありますので、現地の案内を確認してください。
このヒマワリ畑は、約3ヘクタールの畑に100万本とのことで、2016年は規模が縮小されているようですが、それでも上の写真のように、広いエリアを広角で写しても一枚では部分的にしか写せません。
このひまわり畑には、8月に種を蒔くので10月中旬以降に花が咲くということは、聞いてみればごく当然なことです。
ここでは水路沿いに上の写真のように案山子が並んでいますが、秋深い実りの時期に案山子が並んでいる景観は違和感がなく自然に見えます。
黄色いヒマワリの品種はロシアということですが、上の写真のようにたくさん咲いている花の中には違うような印象の花もあります。
ロシアは大輪で背が高くなるので、上の写真の花はその特徴と合致しています。
ロシアの花の形としては、芯の部分が黄色で薄く、上の写真のような花はまさにロシアだという印象です。
ここには黄色いヒマワリでも、背が低い花や上の写真の中央のような芯の色が濃い花もあり、ロシアとは違う品種も混じっているのではと思いますが真偽は不明です。
源氏の里ひまわり畑の大きな魅力の一つとして、上の写真の黒いヒマワリの品種のムーランルージュが咲くことです。
ここはムーランルージュの花数が多いので、上の写真のようにたくさん撮ってみましたが、最近流行の他のオレンジや赤い花の系統の品種と比べても、赤色が濃くて黒に近いように見えます。
中には上の写真のように、黄色が少し戻って先祖返りしてきているような花も見られますが、他の赤い花の品種に比べるとバラツキは少なく、濃い色の花が圧倒的に多いようです。
ムーランルージュの花の中で、上の写真の花が最も気に入っており、ワインレッドに近い色の整った花に惹かれます。
源氏の里ひまわり畑は、2017年が最後とアナウンスされており、休耕農地対策としては期限があるのは止むを得ないことかもしれませんが、残念なところです。
他のヒマワリの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「ヒマワリの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
またヒマワリの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、ヒマワリなど夏・秋に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。