平谷村は国道153号線で長野県に入ってから15km弱の30分と、それほど遠くないのに国内屈指の中央アルプスの山脈に連なり標高も高く涼しい所です。よって真夏に日帰りで、避暑を兼ねてヒマワリを見に行く近い所としては最適でしょう。
平谷村のひまわり畑は、道の駅信州平谷の周辺に広がっていますが、道の駅の駐車場に車を止めて、隣の平谷村役場の裏手にある上の写真のひまわり迷路の辺りが見応えがあるでしょう。
このひまわり畑に咲いている品種を改めて調べてみると、かつてはマンチキン、ピーチパッション、大雪山の種を巻いていたようですが、現在は上の写真のように背が高いものと低いものがあることは分かるものの品種は不明です。
昔から蒔く種をあまり変えてないとすると、上の写真のそれほど背が高くない品種はマンチキンかもしれませんが、珍しい姿形ではないので判りません。
ヒマワリをアップで上の写真のように撮ってみても、ごく普通のヒマワリの花で、むしろ陽射しのあたり方で芯の部分の濃淡や花びらの透明感など表情が変わり、違う花のように見えます。
中央の芯の部分は、上の写真の右は開いて間もない花で、日が経つと上の写真の左のように芯が膨らんでくるので、いつごろ撮った写真かわかります。
ヒマワリを撮るときは、上の写真のように少し逆光気味のほうが後ろからの光が花びらを通過して、蛍光ペンで描いたように花びらがキラキラ輝くので綺麗に撮れるでしょう。
夏の青空をバックにヒマワリを撮る鉄板の構図でも、上の写真のように少し逆光気味のほうが良い感じでしょう。
ヒマワリは、ほとんどの花がほぼ同じ方向を向いて咲きます。ゆえに上の写真でも、右下の花が少し上を向いていて、左上の花がわずかに下を向いているぐらいですから、順光や逆光といっても、花の裏でなく表を撮るのであればわずかな違いで、正午に近い時間帯で逆光気味に撮れるポジションがあるかどうかでしょう。
ひまわり迷路の中は、もちろん上の写真のように人が入れるので、花の近くから撮ったり、広く撮ったり自由度が高く撮りやすいでしょう。
青い空と緑の山を背景にヒマワリが咲く平谷村のひまわり畑は、上の写真のひまわり迷路のほかにも、道の駅の北側や国道153号線沿いなどに点在していますが、見頃の時期が少しずれていることもあるので、次に訪問するときはいつごろ行くのか迷うところです。
他のヒマワリの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「ヒマワリの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
またヒマワリの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、ヒマワリなど夏・秋に咲く草花の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。