赤坂スポーツ公園は、グランドやテニスコートなどがあるスポーツ公園ですが、外周部と中央の園路に藤棚が設置されており、色々な種類の藤の花がシーズンになると咲きます。
赤坂スポーツ公園へは、名神の養老JCTから東海環状道に入って、大垣西ICで降りた信号を左折して、国道21号線の熊野を左折し、すぐ熊野西を右折して赤坂新橋西を右折し、橋を渡った堤防道路の次の道を左折し少し進むと右手に公園が見え、大垣西ICから約4kmの10分弱で着きます。
この公園では平成26年度~28年度の3ヵ年でフジの再生事業を行っており、上の看板を見ると中央園路沿いに、新たに紅フジ、九尺フジ、白フジが植えられることになっています。
訪問日は2016年4月25日で、竹鼻別院に寄った後に訪問し午後2時頃着いており、天気は曇天でも花はまずまずの開花状況です。この時期ですと時間があれば、すぐ近くのボタンが咲いている赤坂お茶屋屋敷跡の方に周っても良いでしょう。
上の写真の藤の花は色が明るい品種のようですが、この公園の特徴は藤の品種の数が22品種と多いことで、管理者である大垣市のホームページでは次の22品種が写真入で紹介されています
藤の品種は、花の色だけでなく花房の長さや大輪かどうかなどの特徴を見ると、詳しい人は判るのでしょうが、大垣市のホームページで説明されている花の色で22品種を分けてみました。
紫色系 | ★ 薄い青紫色 ●六尺藤 ★ 青紫色 ●九尺藤 ★ 淡藤色 ●斑入葉藤 ★ 濃藤紫色 ●長藤 ●野田長藤 ●野田一歳藤 ★ 藤紫色 ●羽衣藤 ●長崎一歳藤 ●八重甲比丹藤 ★ 紫色 ●甲比丹藤 ●ダルマ紫藤 ●ヤマ藤 ★ 濃紫色 ●紫藤 ★ 濃紅紫色 ●錦藤 ★ 鮮紅紫色 ●岡山一歳藤 |
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紅色系 | ★ 紅色 ●昭和紅藤 ●本紅藤 |
白色系 | ☆ 白色 ○昭和白藤 ○新紅藤 ○海老茶藤 ○白甲比丹藤 ☆ 白色で翼弁の先端が紅色 ◎白紅藤(口紅藤) |
藤の花の名前は色々あって、白紅藤は薄紅藤や口紅藤と同じ藤、また甲比丹藤(カピタンフジ)は漢字では華美短藤とも書き、六尺藤も九尺藤も、単に長藤や野田藤、野田長藤と呼んでも同じ藤のことを指していることもあります。
紫色の藤は、花を見てわずかな色の違いが判るかどうか、並べて見比べなければ難しく、上の写真の藤棚の紫色の藤も、野田藤系であって花房の長さは現時点であまり長くないとしても、品種名は判りません。
上の左の写真の藤は紫藤に似ており、右の写真は白紅藤に似ています。
紫色の藤の中でも、上の左の写真の藤は色が少し薄く、右の写真は少し赤っぽいものの品種は判りません。
上の写真の藤は、曇天でも少し光が入って輝いて見えます。
上の左の写真の藤は、紅色の藤ですが品種は判りません。
上の写真の園路中央の藤棚は、2017年の春には再生事業で新しく植えられた3種類の藤が見られる所ですが、藤は年月を経て花房が長くなると聞いており、特にこの場所に植えられる九尺藤は最初から期待しすぎないほうが良いでしょう。
他の藤の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「藤の名所リスト」から名所を選んで、藤の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから藤を選んで、また藤など春に咲く樹木の写真の撮り方については「花の撮影テクニック」から御覧ください。