ふじの回廊は、今は豊田市でも旧藤岡町の御作にあり、農山村の田舎の風景の中の遊歩道沿いに旧藤岡町の花である藤が植えられています。
ふじの回廊へは、猿投グリーンロードの中山ICまたは東海環状道の豊田藤岡ICから国道419号線に入って、後は行き方がいろいろあって近道もありますが、分かり易いのは419号線で藤岡飯野町まで行き、その信号を右折して愛知県道33号線に入るルートで、後は道なりで御作に入ります。
ただし、ふじの回廊の入口が、御作小学校側と城ヶ根山展望台登り口側の2か所あり、御作浜井場の信号を右折すると城ヶ根山展望台登り口側の駐車場に向い、御作浜井場の信号を直進し次の御作白沢の信号を右折すると御作小学校側の駐車場に向います。
上の写真の案内図は、上が南で上下反転していますが、駐車場は落合橋と御作公民館の周辺と、御作小学校に入る道(ふじの回廊)の向こう側です。混雑しそうな日時では、御作公民館周辺の臨時駐車場の方が入れる可能性が高いでしょう。
上の写真が、御作小学校側のふじの回廊の入口で、藤の花を見ながら、まっすぐ学校の横を進んで入っていき、ふじの回廊の終点は城ヶ根山展望台登り口です。
上の写真が、城ヶ根山展望台登り口側の入口で、ここからシロバナフジに沿って入り、遊歩道を登って降りて終点は御作小学校側の入口です。つまり回廊全体の藤を見るのであれば、どちらから入っても同じ距離を歩くことになります。
なお念のため、城ヶ根山展望台に登る方向は、ふじの回廊とは逆の向きです。
上の写真は、御作小学校の横にある九尺藤で、この時はまだ花房が短いので少し時期が早いようです。
遊歩道の九尺藤の反対側に、上の写真のような若い藤の木が植えられていますが、2015年に来たときには無かったので、2016年に新たに植栽されたようです。
上の写真のように陽が射して、すだれのように輝く様子は長藤ならではの撮りたい光景です。
上の写真のような蜜蜂なら可愛いですが、他の所でクマバチが多く飛んでいて驚きました。しかし、クマバチも仕事が忙しいので、むやみに人には構ってられないようです。
九尺藤は上の写真の左端まで、この先は右手に上がって小学校の校庭の横に回っていきます。
小学校の校庭に沿って、紫三尺という品種の藤が咲いています。
上のアップの左の写真は紫三尺で、右の写真は八重黒竜です。
小学校から少し下ったところに、上の写真のような休憩所があります。
休憩所から西に向う最初の藤棚に、上の写真のように少しだけ八重黒竜の藤の花が咲いています。
このふじの回廊には、九尺藤、紫三尺、八重黒竜、シロバナ藤の4種類の藤があると説明されていますが、上の写真のような、それ以外のフジも一部にあります。上の写真の左は口紅藤、右はアカバナフジに似ていますが確認は取れません。
藤棚の上の方の花は、上の写真のように陽に輝いて眩しいぐらいに撮れます。
この先は、城ヶ根山展望台登り口に降りていく道です。
シロバナフジは遅咲きのようで、他の藤が見頃の時期に来ても上の写真ように蕾が多く、良い写真が撮れていません。
シロバナフジを撮るために2016年は5月4日に再訪しており、遠目には上の写真のように綺麗に咲いているように見えても、アップで撮るとまだ早くて花が開いてないということで、いつかまた再チャレンジをしたいとは思っています。
ともかくシロバナフジの藤棚がある所が、城ヶ根山展望台登り口側のふじの回廊の入口で、このシロバナフジをメインに撮影するなら、こちら側の駐車場が便利です。
他の藤の名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「藤の名所リスト」から名所を選んで、藤の品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーから藤を選んで、また藤など春に咲く樹木の写真の撮り方については「花の撮影テクニック」から御覧ください。