奈良県橿原市にある藤原宮跡のコスモス畑は、橿原市のサイト「かしはら探訪ナビ」で、秋ゾーン1、秋ゾーン2、朝堂院東ゾーンの3つの広いゾーンがあって、サンセットイエローやダブルクリックなど新しい品種があることが紹介されていましたが、わざわざ遠方から出かけて空振りは避けたいところです。
幸い、かしはら探訪ナビでは駐車場の案内と開花情報が確認でき、駐車場は複数あってピーク時でも平日なら何とかなりそうなことから、いろいろな品種が見られる上の写真の秋ゾーン1が見頃となるのを待って出かけました。
藤原宮跡へは、名阪国道の針ICから国道369号線または県道38号線で長谷寺方面に向かって国道165号線に入り、阿部の信号を左折と安倍文殊院と全く同じルートで進み、後は安倍木材団地2丁目の信号を右折して西に向かえば約3kmの5分強で藤原宮跡に着きます。
そして駐車場は、藤原宮跡を過ぎた次の信号を左折して、鴨公小学校を右手に見た先の左手にあった上の写真の臨時駐車場に入っており、秋ゾーン1には近くて便利でした。
秋ゾーン1の端まで来て、広いコスモス畑を見渡し、上の写真の秋ゾーン1から奥に進んで秋ゾーン2へと、まず西側のエリアを見て回ることにしました。
少し東の方を向いて上の写真のようにコスモス畑全体を眺めると、どこまで続いているのだろうと、見渡す限りのお花畑の広さをあらためて実感します。
この西側のエリアのコスモスの品種は、主にセンセーションですが、上の写真のようにサイケやピコティなどの品種も混じっており、これらのトレンドの品種も広いので探せば綺麗な花がたくさん見られます。
お花畑を東の端まで来て、上の写真の朝堂院東ゾーンにはキバナコスモスのクレストレモンとコスモスのベルサイユが咲いており、キバナコスモスとコスモスが分けてなくて混じっている色調は新鮮な感じがしました。
秋ゾーン1の東の方のエリアには、上の写真のようにイエロ-キャンパスのようなクリーム色のコスモスの花が一面に咲いているエリアがありました。
橿原市のかしはら探訪ナビの藤原宮跡の案内ページでは、コスモスの種類はシーシェル、ピコティ、サイケ、ダブルクリック、ベルサイユ、サンセットイエロー、クレストレモンの7種とのことで、イエローキャンパスに似ているのはサンセットイエローのようです。
サンセットイエローは、イエロ-キャンパスと同じ系統の新しい品種のようで、上の左の写真はイエローキャンパスと見た目で区別が付かず、右の写真は中央の白い部分にピンクが混じる先祖返りしたような花も稀に見られるので、品種としては安定してないのかもしれません。
サンセットイエローも今が見頃で、たくさんの花が咲いていて、上の写真のように綺麗な花も撮れて来た甲斐があったという感じです。
秋ゾーン1のサンセットイエローの隣の東端に、上の写真のようにダブルクリックが一面に植えてある区画があります。
ダブルクリックは早咲きで、既に枯れた花もかなり混じっていましたが、上の写真のように探せば綺麗な花もありました。
藤原宮跡コスモス畑には、最も広い秋ゾーンが見頃となってすぐに来ており、上の写真のように全体として眺めれば、もう少し遅く来た方が花数が多く色鮮やかな花の絨毯が見られるのかもしれませんが、サンセットイエローやダブルクリックはもう少し早く来た方が綺麗な花がたくさん撮れたことでしょう。
ゆえに、シーズンに一度だけ訪問するのであれば、2016年は今回の訪問日の10月12日がベストで、数年後に再訪するならば、満開のお花畑を狙うのか、早咲きの流行の品種を狙うのかで、もう少し遅い時期か早い時期かで迷うところです。
他のコスモスの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「コスモスの名所リスト」から名所を選んで御覧ください。
またコスモスの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーを、コスモスなど夏・秋に咲く草花の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」コーナーを、直近に咲いている花の状況は、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」を参照してください。