郡上市美並町にある桂昌寺ぼたん園は、お寺の裏山の緑に囲まれた約1000坪の広い庭園に鮮やかな色とりどりのボタンの花が数多く咲いており、ゆったりした気分でボタンの花を楽しみたい所です。
桂昌寺へは、名古屋方面からは東海北陸道の美並ICまで行くと戻ることになるので、手前の美濃ICで降りて国道156号線を北上し、道の駅美並から3kmほど先の出光GSのある古田橋の信号を右折し、長良川を渡った後は桂昌寺ぼたん園の案内看板に従って進めば無料駐車場に着きます。
上の写真の本堂の脇がぼたん園の入口で、本堂の横を通って奥の広い庭園に入れます。
庭園に入ると、上の写真のような大輪の白いボタンが迎えてくれました。この人目のつく所に良さそうな花の鉢植えを置いたのではなく、地面に直接植えられているボタンがひときわ綺麗なことには感心します。
訪問日は2015年4月30日で、時期としてはちょうど見頃という感じです。
最近時々見かける白と赤のストライプの品種は気に入っており、特に上の写真の花は白色の部分が多いことに品の良さを感じます。
黄色のボタンはまだ咲いている花が少なく、上の写真のように、良さそうなものを一輪づつ撮ってみました。
山というより丘の上の観音像が寺院らしいたたずまいを感じさせますが、数多くの鮮やかなボタンの花が色彩豊かな景観を創りだしています。
上の写真の大輪のピンクのボタンは華やかで目立ちます。
ここにはピンクの綺麗なボタンが多く、上の写真は好みの涼しげな色のものです。
上の写真のボタンの花は、いずれも花びらの花が透けるような透明感が強く、ピンクの色は少し暖かみのある感じがします。
上の写真の白藤の向こう側にぼたん祭り期間中に開設される休憩所があり、ワンコインでたけのこご飯やうどんなど素朴なおいしさが味わえます。
今が見頃と咲く花の数は上の写真のようにかなりのものですが、この桂昌寺ぼたん園にあるボタンの種類は150余種で2000株とのことで、一通り周ったぐらいでは見ていない花も多そうです。
ゆえに何年か経てば再訪したい所ですが、その時は少し遅めの時期に来て咲いている花の違いを見てみたいと思っています。
他のボタンの名所については、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「ボタンの名所リスト」から名所を選んで、ボタンの品種について詳しくは「花の人気品種の紹介」コーナーからボタンを選んで、またボタンなど低木の花の写真の撮り方については、「花の撮影テクニック」から御覧ください。