色鮮やかで大振りのボタンは、まさに華麗な花です。このボタンも品種が多く、名前が表示されていないと日本ぼたん協会の「ぼたん図誌」などネットで調べますが、似た種類が多いので間違えそうです。よって気に入った色形のボタンを名前は省略して写真で紹介します。
上の写真のように、桂昌寺ぼたん園には多くの種類のボタンが植えられていますが、特に目に付いたのは紅白の縦縞のストライプ模様のボタンです。
バラも紅白の縦縞模様の品種が流行しており、縦縞のストライプは流行っているのでしょうか。上の写真の左から、古今伝授の里、桂昌寺、お茶屋屋敷と、この近辺のボタン園で見かけた紅白縞模様のボタンです。
上の桂昌寺ぼたん園で撮ったボタンも、少し赤が強い紅白の縞模様のボタンです。
大垣のお茶屋屋敷跡のボタン園で撮った上の写真のボタンも、大ぶりのピンクで華やかです。
ピンクのボタンも種類が多いのですが、上の写真のように透明感があるボタンが気に入っています。
またピンクのボタンでも上の写真のように、ほんの少しだけオレンジっぽい温かみのある色のピンクのボタンも、おそらく今後は人気となっていきそうです。
白い花びらが全開で雄しべと雌しべが黄と赤の上の写真のボタンは、比較的良く見かけます。
薄いピンクや白色の花びらのボタンは好みですが、上の写真の一番左の薄いピンクのボタンは、名の知れた新しい品種のようです。
咲き始めの花は綺麗であり、見頃となったら早い時期に出かけたいと思っていますが、黄色のボタンは他の色より遅咲きという話を耳にしており、早めに出かけた年は黄色のボタンをほとんど撮れないシーズンもありました。
たまたま2016年は、いろいろな春の花が一週間から半月ぐらい早く咲いた年で、まだ山間部でボタンは咲き始めかもと思われた5月2日に、いなべ市農業公園のボタン園に出かけたところ、下の写真のようにたくさんの黄色いボタンに出会えました。
日本ぼたん協会の「ぼたん図誌」を見ると、日本系の黄色のボタンは一種類「黄冠」のみで、アメリカ系のボタンが数種類ありますが、今のところ名札を見て確認できたのは、黄冠とアメリカ系のハイヌーンぐらいで、他の品種も見ているとは思いますが区別はつきません。
上の写真の黄色いボタンは、一応名札で確認した黄冠で、ハイヌーンと比べてやや色が薄く形が美しいと思いますが、一番左のような上向きで開いた典型的な花がないと見間違えそうです。
いなべ市農業公園のボタン園は、上の写真のエリアでも半分に満たないほど広く、いろいろな種類のボタンが見れます。
このいなべ市農業公園で見た上の左の写真が白王獅子、真ん中が越の雪、右の写真が鳳レン(ホウレン)という品種で、今までのところ最も気に入った白いボタンなので珍しく名札を探しました。
特に、上の左の写真の越の雪と右の写真のホウレンは、ホウレンの花びらがわずかにクリーム色がかかっていますが、いずれも白いふわふわの和菓子のような印象で惹かれます。
上の写真は、滋賀県のボタンの名所の総持寺です。意外と赤い色の花は写真で撮ると綺麗な赤に撮れてませんが、総持寺では赤い色のボタンが多くて下の写真のように綺麗に取れています。
下の写真は、総持寺と同じように赤いボタンが目に付いた長谷寺です。
もちろん長谷寺と言えば全国区のボタンの名所であり、ぼたんまつりのシーズンには賑わっていますが、路地植えのボタンだけでは寂しいので鉢植えのボタンを置いて、シーズンを通してボタンが楽しめるように補われています。
また長谷寺では、上の写真のように色とりどり混栽のディスプレイが工夫されていて、ぼたんまつりの華やかさが感じられます。
昔から愛好者の多いボタンは、しっかり手入れされ見応えのある花が多く、バラと同じように、一輪で撮っても絵になる写真が多く撮れます。
しかしボタンについては昔から似た種類が多く、固有名のような品種で見た目も区別がつかないものが多いので、今のところ主に名前は省略して写真のみ載せていますが、著名な品種も判れば追記、修正していきたいと思います。
それぞれのボタンの名所について詳しくは、この「四季の花巡りガイド」の「花の名所ガイド中部」の「ボタンの名所リスト」からボタンの名所を選んで御覧ください。
なお、当サイトのブログである「季節のフォト花便り」も、2017年4月1日に公開スタートしましたので時々再訪いただければ幸いです。